キーンコーンカーンコーン…

ようやく授業も終わり、放課後になった。

これから、告白と思うとドキドキして死にそう

「怜〜〜。
ドキドキしすぎて、吐きそう…」

「愛なら、きっと大丈夫だから。
ほら、頑張ってきなさい!!」

怜…

優しい怜の言葉に思わず、涙が溢れそうになった。

「はいはい。涙は両思いになった時に取っておかないと!」

怜…!!

「うん!ありがとう!
頑張ってきます!」

怜に背中をおされ、私は廊下で待っている高木の下へ歩き出した。