「君はまだ大丈夫だよ。
今はちょっと病気が意地悪しただけ
あと1ヶ月君は世界で一番幸せな時間を
過ごすだろう。」

「誰?」

光のなかで誰かがわたしに話しかける。
わたしの問いかけに答えることなく光の中の誰かは話を続けた。

「死ぬことは怖くないよ。
大丈夫、君はこの世界に生まれ変わることができるから...だいじょ...」

声が消えていく。

「君に会いに行くよ―・・・」

最後にその言葉だけがはっきり聞こえた。
そうしてあたしは目を覚ました。