世界中にはきっと、自分より人を優先してしまう人、人を暖かい気持ちにしてくれる人、たくさんいるだろう。




だが、少なくともアリアが出会った中でそんな人はライトが初めてだった。




「起きたらまた改めて、お礼を、言わなくちゃ...」




アリアはなんだか、1人じゃないような暖かさを感じながら、眠りについた。