確かに野宿はいただけない...。自分が選んだ道だとは言えど、虫には攻撃されすぐ風邪をひき挙げ句の果てには「敷地内だから出てけ」と追い出されることなど正直しんどいのだ。アリアはライトに頼ることにした。




彼女が身を前に乗り出すような勢いで答えると、その反応を見たライトは裏表もないような無邪気な笑顔を浮かべた。




ライトの第一印象を聞かれたらアリアは迷わず王子様のような素敵な笑顔と答えるだろう。




それ程、ライトの笑顔は魅力的で印象的だった。