「シチューしかないけどいい?」


「・・・。」


「あれ、シチューは嫌いかな?」


「え?!あ、いえ!寧ろシチューが良いです!」



(シチューか。よく母が作ってくれたっけ。)


シチューはアリアの大好物だ。




「じゃあ持ってくるから、ゆっくりしてて」




そう言いながら、王子様は部屋を出ていった。