「いるよ!明日も来るって言ったじゃん!」

「あー…。そうだっけ。ならわざわざ教室に生徒手帳届けに行かなくてもよかったんたな。」

そう言ってドアノブに鍵を差し込む洸ちゃん。

昨日と同じ場所から景色を眺める。

あー。やっぱり落ち着くな。この場所。

昨日に比べて明るい空をした空に細長い飛行機雲。

グラウンドにはたくさんの人の姿。

今は放課後だから部活動の時間か。

体の弱い私にとってグラウンドを自由に走り回る人達の姿はとても羨ましいと思う。