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翌日。


いつも通り授業を受け、夕暮れ直前の空の下、昨日の事を思い出しながら家へ急いだ。


きっと、どこかで期待していたのだろう。


だから、公園に着いたとき迷わずブランコを見たんだ。



「・・・あ」


彼女が、そこにいた。