「じゃあ、ゆっくり休めるとこ行こうか」

立てない兎美を姫抱きして歩く。


「っ、どこに?」


「そんなの俺の家に決まってんじゃん」

そろそろ限界だし。


「なっ、待って」


「待たない。今すぐ俺のものにしたい。だめ?」


兎美が断れないように、少しシュンとしたように『だめ?』と聞く。