「もう少し…希龍と過ごしてみる。」


それが私の考えた結果だった。



「よし!決まったな。ほら泣きそうな顔すんな。それもそれで可愛いけど!恋は笑ってる顔が一番可愛いんだから。スマーイルスマイル。ほら」


重い空気を取っ払い空気を変えた琳。


スマイルと言った琳は私を笑わせようと変顔をしている。


…いや、割とガチな方で。


「ふふっばっかじゃないの琳。ばーか」


思わず笑ってしまった私は照れ隠しにばかばかと連呼する。


「なんだとー!こうしてやるっ」


「ちょ、やめてよばか!あははははは」


私が弱いと分かっていながらコチョコチョをしてくる琳。


「はー、はー、」


「うん。こっちの方が恋らしい。じゃあおやすみー」


「ばか琳おやすみ」


本当に嵐のような男だ。