次の日から私は朝希龍と一緒に車で登校するように約束させられた。
「なんでっ!?」
「誰よあの女!」
「どういうこと!?」
「なんで希龍様と一緒にっ…!」
まぁそうなりますわな。
こうなるって分かってたから嫌だったのに。
もう生徒に見られてしまったら後戻りは出来ない。
「はぁ…」
「恋大丈夫?」
「大丈夫だよ剣」
あぁ剣は今日も可愛い。癒される。
ブーブー私の悪口を言ってる女共。
でも、私無駄にメンタル強いからこういうのなんとも思わないのよね。吃驚なことに。
「じゃあ教室行くから」
「ちょいちょいちょいちょい恋ちゃんお待ち」
剣達と別れて教室に行こうとすると新に首根っこを掴まれた。
……こいつ
「うぐっ……な、によチャラ男」
「チャラ男って言われた…俺ショック……」
「いいから手を離せクソチャラ男!」
「クソってついた………ショック……」
どうやらメンタル弱いらしい新。
私の言った事がショックだったのか放心している。
なんだこの男。