恋を解放すると、突然の光に目を細める。

それすらも愛おしい。

昔から何をしても1番で、綺麗だった恋は当たり前のようにモテた。

あの頃より大人になった恋は、昔よりとても魅力的な女性になっていた。

女が嫉妬するのも、男が汚い目で見るのも仕方ない。

だからこそ、俺達が守らなくてはならない。


「剣、なにしたの?」

「右京達と話してただけだよ!」


恋は、なにも知らなくていいんだよ。
俺達に守られてて。大切なお姫様。


「そう」

「授業始まるから席着こー!」


たとえ、なにがあっても俺達が守るよ。

恋は、俺達の隣で笑ってて




ーーーーなんて願いは叶わないのかもしれない