「君は誰?」


「私はマリアンヌ。あなたに会うために、
遠い国からやってきたのよ。」


「僕のお父さんとお母さんに
言われてきたの?」


「そうよ。でも、あなたのお父さんと
お母さん、ほかの誰にも、
私のことは言わないで。

その代わり、毎晩ここにきて
一緒にお話してあげる。」


「本当に?僕はフレドリック。
君のことは誰にも言わないよ。

よろしくね、マリアンヌ。」


「うん。よろしくね、フレドリック。」