その後は、悠人と郁也とは喋ることなく
学校が終わった

「優衣、帰ぞ」

「うん!」

学校の校門から出るまではお互い何も喋らなかった

「優衣、アイツと仲いいの?」

「ん?アイツ??」

アイツ、、、、、って、郁也?

「転校生だよ」

「別に仲良くはないよ」

「そっか、ならいいや」

今日の悠人はそっけない、なんでか分かんないけど

「最近も夢見てるの?」

夢、、、、そう、、一年前の出来事のこと

「うん、、、、、」

「今日の朝さお父さんに彼氏はできたのかって聞かれたの
無理だよ、、、、礼二以外なんて」

目の前が涙でぼやけて見えない

「そっか、お前には礼二以外はありえないもんな
俺もお前の彼氏はあいつ以外認めねーよ」

悠人が涙を拭いてくれてそう呟いた

「ありがとう、、、」

悠人には昔から支えられてる

幼なじみであり親友だ

あの時の事故からはずっと迷惑ばっかりかけてる
落ち込んで学校に行けなくなった時も毎日家に来てくれた