「積もる話もあるだろ。来い、近くに俺の店がある。 そこで一つずつ話してやる」 それは…… 「信用して、いいんですか?」 慎重にもなる。 先ほど、あれだけのことがあったのだから。 警戒心を露わにする私にひらひら手を振って、他意がないことを示す男性。 「下心はないから安心しろ。だから信じろ、って言っても説得力はねえか。 俺は士郎(シロウ)。アサヒとは、あー……顔見知りの保護者ってとこだな」