「うぅ」
「しかも、江口さん、三津谷くんと体の関係持とうとしてるって」
「しょ、翔太は?」
「流石に断ってるっぽいけど、セフレでもいいって言ってるみたい」
「セフレ?」
「大神さん…あぁ、大神さんだから知らなくても当然か。セックスフレンド」
「っ」
「略して、セフレ」
「有村さん、あたし、ここから出てく」
「その方がいいかも」
「行く宛は?」
「お父さんのとこに行く」
「うん」
あたしは、紙に『バイバイ』とだけ書いて家を出た。