「…」
「俺の親父と別れてソイツのトコに行ったの」
「…」
「で、今さっき一緒に暮らさないかって」
「うわー…あ、ごめん」
「いんや、当然の反応だと思うけど」
「肯定も否定もしずらい…で、あんなにキレてたと」
「まぁな。びっくりさせてごめんな」
「ううん。大丈夫」
と言ってみたものの実際は怖かったのだから大丈夫ではない。ソレを悟ったのか翔太は、
「大丈夫じゃない時は言わなくていい。気を遣わせてごめんな」
「もう、落ち着いたからご飯食べよ」
「そうだな」
それからご飯を食べて翔太が夕飯の片付けをしてる最中にあたしは勉強をし。2人共お風呂に入って、テレビを観ているつもりがあたしはウトウトし始めていた。それに気がついた翔太は、
「美樹ちゃん眠い?」
「だいひょうふ」
「うん。大丈夫じゃないな」
「うー」
「寝るぞ。ちゃんと立て」
「ふん」
「で、ちゃんと歩けって軽くねぇか!?まぁいいや。いや、よくないけど。お前さ、大丈夫って口癖になってないか?家の中では強がらなくてもいいんだぞ。そもそも、お前がいろいろ問題な気がする」
「…」
「って言ってもお前は寝てるから意味無いか…ほら着いたぞ」
「ん…」
 あたしはそのまま寝た。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈次の日┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「ん…」
 よく寝た。
 あたしは、ぼぅとしながら1階に降り…ん?あたし2階に行った記憶がないんだけど。えっと…。翔太に聞くしかないか。でも、朝だから話したくない。