「そうじゃなかったのかよ」
「告白されてないし」
「うっ」
「今言って」
「だって、あの時、お父さんに返事をして…」
「でも、あたしに告白してない」
「あぁもぅ。勉強してる時有村が好きだ。俺たちの為に一生懸命なってる有村も好きだ。そんな有村のことを少しでも手助けでしたらと思う。有村佳奈さん、俺と付き合ってください」
「はい」
こうして、ホントに付き合い始めたんだと思った。それを美樹に言うとニコニコしていた。
まぁ、この後テストがあって、みんな赤点回避したのはもちろんのことだった。