「お、おう」
「俺は、もぅ、何が起こっても正気でいられる気がする」
「三津谷くん以外は大丈夫そうだね。さて、あたしの部屋に行こうか」
そいうと、有村さんを先頭にして、お屋敷をあるき始め、しばらくすると、部屋にたどり着き、勉強会をし始めて、しばらくみんなで勉強をして。
「佳奈ちゃん、準備が出来たよ」
「うん。分かった」そう返事をして「よし、スイーツ食べに行こうか」と言った。
「そう言えば、許婚は?」
と翔太。
「あたしに許婚はいたのはホント。だけど、ソイツ、あたしの姉に惚れて、許婚は解消しちゃったの。だから、あたしは今フリーなんだ」
「へ〜」
そんな会話してとある部屋に入ると、プチケーキがたくさんあり、それをみんなで「美味しいね」とか言いながら食べた。
コレは後日聞いた話しなのだが、あたしと翔太が帰った後、有村さんのお父様は鈴村くんのことを気に入ってしまったらしく「娘とお付き合いしてくれないか?」と言われたらしい。そう言われた鈴村くんは、「は、はい」と答えてしまい、有村さんと、付き合い始めたのだという。
そして、問題のテストは、あたしは翔太のおかげで、鈴村くんは有村さんのおかげ、赤点はなく、学年順位はみんな20位以内に入り、1位は有村さん。2位に翔太。10位にあたし、ギリギリ19位に鈴村くん、という順位だった。