「俺も探す」
「不甲斐ない先生で悪いな。そう言ってくれるとありがたい。担任と教科の先生への説明は俺から言うから」
「約束な」
「おぅ」
その会話をしてから俺は校内を探した。初めに言ったのは下駄箱で美樹ちゃんの靴が下履きかどうか。
「美樹ちゃんの靴は…外履きだから中にはいるな」
それを確認すると、保健室に行き、特別教室に行き、体育館、体育館の倉庫、トイレ、屋上、中庭…いろんな所を探したものの居なくて。
「クソ。どこに行ったんだ」
そう言いつつ探しに探したが本当に何処にも居なくて…。
「探してない所まだある…空き教室」
そう呟くと学校中の空き教室を1コずつ探していると、
「翔太ーーー」
と言う声が聞こえ、声がした教室を開けたら美樹ちゃんがいたが、ワイシャツのボタンが外れ、足を触られていた。俺の頭の中はめちゃくちゃになっていた。
気がついたら、美樹ちゃんは俺の所にいるし、何が何だか分からない状態だった。
そして、
「翔太…あたし…汚く」
んなの
「今日のはノーカンだ」
そう言うと、ヤツは。
「えー。ノーカンなの?美樹ちゃん感度よかったとは言えないけど、色白美肌できめ細かい肌だったよ。吸いつきたかったな」
「っ」
それを聞いた美樹ちゃんは何も言えなくなった代わりに座り込んだ。
「美樹には俺がついてる。どんだけ汚れても美樹はキレイだから」
「っ、翔太…うぅ」
あたしは初めて大泣きした。そしたら…。
「大神!!!」