「っ」
「さて、美樹ちゃん僕の言う通りになってもらうよ。もちろん拒否権はなし」
「それって」
「そう、キミはこれから僕の言いなりだ。僕の人形と言っても過言ではないかな」
「っ」
「手始めに、美樹ちゃん仰向けになって。あ、僕の命令には必ず『はい』って返事してね。ほら、仰向けになって」
「はい」
あたしは仰向けになったのを確認するとスマホを取り出してピコンという音が鳴った。
「録画始まったよ。さて、次に寝ながらワイシャツのボタンを取って」
「はい」
 そう答えたものの手が動かない。それを見てた先生はイライラしたのか「裏サイト」と言った。その言葉にビクンとあたしは反応すると、慌ててボタンを全部外した。
「じゃ、胸触ってもいいよね」
「はい」
先生はあたしの胸を触ったその瞬間、あたしの頭の中は『気持ち悪い』という言葉で埋め尽くされた。
「僕はね、キミが入学してきた時から一目惚れだったんだ。膨よかそうな胸に、細くもなく太くないちょうどいい太ももと脹ら脛。それとキミのおっとりしてる声なのに口が悪いのにすれ違う度にニコニコしていて。ずっと触りたかった。触れれば教員免許さえ剥奪されてもいいそう思ってたが、やっと触れた」
「頭おかしい」
「何を言われてもいいさ。あぁ、下が寂しそうだね。寂しい?」
「止めてください」
「はぁ。まぁいいや。触るね」
「いや、いや、いやいや。いやだぁ」
「ふふ、いいね、無抵抗の抵抗」
そういうといやらしくあたしの脹ら脛と太ももを触った。
甘ったるい声とか出なかったものの、あたしの体は汚くなったと感じた。