「え、なんで」
「なんでもあるか。あんな教師危ねぇぞ」
「うん」
翔太はあたしを連れて保健室に行き、保健室の先生に全部説明をすると、その保健室の先生はあたしと翔太を連れてあたしの担任の先生に説明をしてくれた。そしたら、翔太の説得により、しばらくは保健室で勉強をすることになったが、保健室の先生は勉強を教える訳にもいかない。悩んでいると、副担任の先生が来て、その副担任の先生が保健室で勉強を教えてくれることになった。
 授業は大分楽だった。理由は…。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈数日前。
「翔太、お腹すいたよね。もうちょい待ってて」
「作ってくれるのは嬉しいことだからいくらでも待つよ」
「そっか」
「そんなことより、今日から俺と勉強だ」
「はい?」
「実はな、お前が入院してる時と今日までの分、俺頑張って授業起きて黒板に書かれた文章、俺とお前のノート書いてた」
「どうしたの?」
「お前…美樹ちゃんがいつ登校してもおかしくないように、家で勉強するの」
「いいの?」
「どういうこと?」
「あたし、学校辞めちゃうかもなんだよ。そうしたら翔太の努力、無駄に…」
「それはそれ。辞めても家でノートと教科書があれば俺は教えてあげられるから。だから、俺の努力が無駄にならねぇ」
「翔太はそれでいいの?」
「おぅ。俺の復習にもなるからな」
「ありがと」
「あいよ」
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