「ん?どうしたんだよ」
「俺が言うのも変だけど」
「うん」
「その美樹ちゃんのことで」
「美樹ちゃんがどうした!?」
「焦るなって」
「焦るわ…す…っ」
…ん?すってなんだ?何を言いかけた?
「簡潔に言うと美樹ちゃん陰で人気あるんだよ」
「どうしたんだ、急に」
「いやいや、1・2郡のヤツら知らないと思うが、美樹ちゃん可愛いって」
「言ってたのか?」
「うん」
「なんで今言った?」
「今の三津屋になら話してもいいかなって」
「そっか」
「それと、お前の頭をグルグルさせたお詫びに」
「何か奢ってくれるのか?」
「ちげーよ」
「じゃなんだよ」
「ヒントを与えてやろう」
「ヒントってなんのだよ」
「まぁ聞けって。俺が美樹ちゃんと話してたらお前自身がどう思う?」
「嫌だ」
「俺以外の人に美樹ちゃんを取られたら?」
「取り返す」
「最後。美樹ちゃんのことどう思ってるの?美樹ちゃんと同棲のしてるってだけの関係でいいの?」
「っ」
「俺からのヒントは以上。頑張れ〜」
「頑張れって…」
「あ、頑張れついで」
「なんだよ」
「お昼ご飯減ってないが後2.3分でお昼休みも終了だよ」
「は?うそ!!!す、鈴村は?」
「俺はもぅ食った」
「おい」
「頑張れ〜」
くそ〜。鈴村め。
俺は頑張ってお昼ご飯を食べて、午後の勉強をし、帰り道。
ぼぅと歩いていた。
俺が美樹ちゃんのことどう思ってるのか。美樹ちゃんは、料理ができる、勉強はそれなりに、