「だろうな」
 そんな会話をしているとキーンコーンカーンコーンという予鈴だか本鈴が鳴った。
そして、授業が始まるとノートを取ったことのない俺が美樹ちゃんが登校拒否するようになってからノートを取り始めた。初めはみんなにびっくりもされたし先生には、熱があるのでは?と言われたが事情を説明したら納得してくれた。
1人になると思うことがあり、『ミツ、女ってこえーな』と言われた言われた時なんで俺は『そうだな』って答えたんだと思うことがある。まぁ、さっきも自分で言った通り、後悔しててもしかないことぐらい分かるし。でも、思い出しちゃうんだよな。美樹ちゃん、何してるだろ…メッセージでも送ってみるか…
『美樹ちゃん、今何してる?』
すると直ぐに返事が帰ってきた。
『テレビ観てる。てか、翔太今授業中でしょ。授業に集中しないよ』
 あ、怒られた。
「ふっ」
 と笑うと鈴村から紙が飛んできた。内容は、『何かいいことでもあったのか?』その返答に『美樹ちゃんに怒られた』と言うと『お前ってMなの?』と言われた。『美樹ちゃん限定?』と送ると『三津屋って美樹ちゃん大好きなの?』と言われた。で、しばらく手紙が続いた。
『鈴村。美樹ちゃんって呼ぶなよ』
『なんで?』
『なんでって』
『お前が一緒に住んでるのは分かる。分かるがそれだけじゃないだろ』
『じゃー、なんでだと思う?』
『知らねぇよ』
『だよな』
『ま、美樹ちゃんのためにノート写すの頑張れよ』