…うん、いろいろ言われても頭の中パニックになるから。とも言えずあたしはただコクンと頷くことしか出来ない。
「お父さん達はコレで行くから」
「あの人達をクビにしてくる」
と言い出てった。
「しょ…た」
「俺はいるから。てか、なんで言わなかったんだよ」
「しょ…た、に、も、目が…ある、から」
「ごめんな。アイツらは、警察のお世話になった。それと、今までの階級とかなくなったんだ」
あたしはコクンと頷いた。
「ど、して、警察の、お世話…?逮捕…?」
「美樹ちゃんのこと見てられなくなった人達が先生に告白したり、ノートの字もいきなり綺麗な字なった、でも、1番の原因は、空き教室で美樹ちゃんのこと話してたのが学年主任に聞かれてたから」
「バカ…だ…ね」
「そ、だな。美樹ちゃん、ごめんな。謝っても許されないことは分かってる」
 あたしはコクンと頷いてそのまま寝てしまったあたしに、翔太はずっと『ごめん』と言い続けてあたしの頭を撫で続けた。
因みに、あたしの高熱は、数日ずっと続き、その後も微熱がタラタラと出続けたもののあたしは元気になった。
あたしが入院してからと言うもの翔太は毎日来てくれた。
「よ」
「何、今日も来たの?」
「家に帰っても美樹ちゃんがいないから寂しいんだよ」
「…」
ん?コイツ今なんて?寂しい?翔太の口から出た言葉とは思えないんだけど。
「黙ってるなよ」
「あ、ごめん」
「早く元気になれよ」
「翔太だよね?」