咲「美玲は、私達が見てないと無理するから」


陣「そーそー。それに、湊は、ミーちゃんが心配で、心配でしょうがないみたいだし?」


湊「…おい。陣。余計な事言うな。」


湊そんな事思っててくれたの?


私の頬が自然に緩んだ気がした


「皆っ!ありがとう」


咲「ふふ。当たり前でしょ。

美玲は、無理し過ぎなのよ」


「そんな事…」


湊「あるからな?」


伶「ああ。」


「そ、そんな事よりサボらない?」


私は、無理やり話をそらした


湊「……。そうだな」


何か言いたそうな顔をしたけどそれ以上は何も言わなかった


「って言う訳で弥生っ!サボるねっ!」


弥生「あ?あ、ちょっ、美玲!行っちゃった…」

クラスside


男「あの人達って蝶華の幹部達だよな!?」


男「でも、王蝶の裏切り者と居たよな?」


女「あの女、奈々様を虐めたのに蝶華の皆様も誑かしてるの!?」


女「ホント、信じらんない!!」


ガラガラ


タイミングが良いのか悪いのか入ってきたのは


満「みんなどうしたんだ?」


陸「今日は、転校生達が来たはずです」


新「どんな奴らだった?」


男「それが!」


男は、興奮したように王蝶の幹部達に伝える


男「蝶華の幹部3人だったんですよっ!!」


龍「ホントか?」


男「はい!」


龍「蘭蝶の事聞きてぇな」


満「蝶華の奴らどこ行ったんだよ?」

男「それが…」


言葉を濁す男。


龍「なんだ?」


男「裏切り者と一緒にサボりに行きました」


男がそう言った瞬間空気がピキッと音がなるくらい凍った


新「は?」


予想外の人物が出てきてみんな少し混乱しているようだった。


それもそのはず


蝶華は族の中のトップに君臨する族。


この族に憧れる族は多い。


王蝶も蝶華に憧れる族の1つ。


何より、王蝶には蝶華の総長蘭蝶に助けられた奴が他の族に比べ非常に多い


それは、幹部達も例外ではない。


龍「……。ホントか?」


男「はい」


満「ちっ」


龍「……探すぞ」


皆「おう」
美玲side


咲「あー、暇ーー」


私達は、空き教室に居た。


「咲、うるさい」


咲「だって、暇なんだもん」


「あ、じゃあ、相談乗ってよ」


咲「乗る乗る」


「ありがと」


同じタイミングで


伶「湊ちょっと来い」


湊「ん?ああ」


因みに陣はお菓子を買いにコンビニへ行った為ここには、居ない


伶達も話すみたいだったから、私と咲は今は使われていない音楽室へ向った


*音楽室*


咲「で、美玲。相談って?」


「えっと…」


ちょっと気になっていた事を聞いてみることにした


「あのね?

最近、湊に触れたり触れられたり話たり話しかけられたりすると

なんか心臓がドキドキって鼓動が早くなる気がするの…。

私って病気かな?」


咲「美玲に春が…」


そう言ったまま動かない咲


しばらく待っていると目をキラキラさせながら咲は私にこう告げた


咲「それは…ね?」


「うん」


咲「湊に恋してるんだよ」


「………え?」


聞き間違い?そう思ってると咲はまた同じ事を繰り返した。


そして、私に質問をいくつかした


咲「じゃあ、湊が女の人と仲良さげに歩いてたらどう思う…?」


湊が女の人と歩いている所を想像してみる


「そんなの……嫌」

咲「次ね。

湊がもし別に好きな人がいるって言ったら?」


ぎゅっ


考えただけでも


「胸が苦しくなる」


咲「それだよ」


「え?」


咲「それが、恋っていう感情」


「これが……恋…?」


今までモヤモヤしてた霧が晴れた気がした


私、湊が好きなんだ


咲「うん」


「そっか…」


咲「でも、厄介な奴好きになったね…。」


咲も私も考えることは同じだった


「湊…女遊び激しいもんね…」
そう。


湊は女遊びが激しい…。


毎日取っ替え引っ替え女の人を……抱いてる…。


「……。」


私は、この空気を変えようと咲に話をふる


「咲は好きな人居ないの?」


咲「………………居る」


「だれだれ?」


咲「……陣」


「陣か〜。そっかそっか」


咲「うん。」


それから私達は恋バナに花咲かせしばらく女子トークを楽しんだ


その頃伶達は

伶side


*空き教室*


「湊さ」


湊「あ?」


「美玲の事……好きだろ」


ゴホゴホ


動揺したのか湊はむせた


湊「いきなりなんだよ…」


「……どうなんだよ」


俺の予想が正しいならコイツは


湊「……好きだよ」


だろうな。
「あぁ。」


湊「……聞いてどうするんだよ」


「…湊。女遊び止めろよ」


湊「ああ。止めるつもりだ。」


湊なら、美玲を幸せに出来るか?


「なら、いい。

俺も湊の恋応援するよ。」


湊「え…?」


ポカーンってすんなよ。


俺は、美玲に幸せになって欲しいんだよ…。


それに、美玲だって湊の事……。


「まぁ。女遊びきっぱり止めるならの話だけどな」


湊「止める」


「おう」


こんな会話が繰り広げられていた事を美玲は知らない