私こんな子に育てた覚えはありません!

伶「俺、美玲に育てて貰った覚えねーよ」

「あ、あれ?」

今、声出してなかったよね…??

湊「バッチし声出てるぞ?」

「う、嘘…///」

「そ、それより、彼女さん誰っ!?」

伶「……。そのうち分かる」

「えーー」

不貞腐れてみたが

そんなの慣れてると言わんばかりに

スルーされた…
伶「美玲機嫌直せよ?」

「やだ」

湊「機嫌直してやれよ」

「…湊が言うなら…。」

伶「(ちょっと妬ける…。)俺より湊優先かよ」

「あたり前でしょ?

か、彼氏なんだから!」

自分で言っててめっちゃ恥ずかしい

けど

湊は私の彼氏なんだよね?
きゃー

今更だけど夢なんかじゃないよね!?


今更夢です!

なんて言われたら私、立ち直れないよ。


それだけ、今この時が幸せなんだ

















この時は、知らなかった


この幸せが壊される日が刻々と近づいている事に…。


咲「平和だねー」


今は倉庫


皆で団欒している


陣「ホントだねー」


伶「このままなにもなければ良いけど…」


湊「そうだな」


皆がそんな会話してるけどあまり耳に入らない


なにかすごく嫌な予感がする…。


湊「どうした?美玲」


「え、ううん。なんでもない」


調べてみるか。

すぐ様私は総長室へ入ってパソコンをたちあげる


10分ぐらい調べていると


「これか…。」


それらしき情報がヒットした


そこに書かれていたのは…。





毒龍が明日の午後8時王蝶を襲撃すること


そして、そこの姫が…奈々であること


そして、毒龍のバックには組が付いてることだった


…きっと、姫に裏切られてショックで動けない所を狙うんだろう


卑怯な奴等だ


そして…なにより…奈々。


貴女を許さない


あんなに奈々を信じていた皆を裏切るなんて…


「伶」


総長室から一旦でて伶だけを呼ぶ


ただならぬオーラを感じ取ったのか伶は


伶「どうかしたのか?」


なんて聞きながらやって来た


「こっち」


さっき見つけた情報を伶に見せる


伶「…。裏があるとは思ってたけど…。」


伶もこれは酷いと思ったのか言葉を発さない


伶「美玲は…どうするんだ…?」


「私は…助けに行く」


伶「あんな裏切られ方したのに?」


伶の言いたい事は分かってる


「でも、一度は信用した仲間だから」


伶「…そうか」


「うん。それに、私、一人で行くから」


伶「は?」


「仲間だったのは私一人。私のせいで皆を巻き込む訳にはいかないよ」


伶「そんな事皆は思わねぇよ!」


伶ならそう言うと思ってただけど


「これは、私の問題なの。」


それに、この争いには伶だけは連れていけない。


伶「違う…!!」


湊「おい、どうしたんだよ?」


普段怒らない伶が大声だしたからか幹部室にいた湊が総長室に入ってきた


「……なんでもない」


伶「なんでもなくないだろ!?」


湊「どうしたんだよ?伶。なにがあったんだ?」


「ホント、なんもないから」


伶「ダメだ!!美玲だけ行かせるのは許さない!!」


湊「なんの話だ?」


伶「お前は…!!アイツ等に裏切られたんだぞっ!?」


「そんなの分かってる」


伶「なら!!」


「でもね。このまま放っておいたら多分…絶対私は後悔する」


伶「どうしても行くって言うなら皆と一緒に…!!」


「それだけは絶対にダメなの!!」


湊「二人とも落ち着けよ。」


湊に宥められてやっと落ち着きを取り戻した


「あ、ごめん」


伶「悪い」


近くにあったソファーに三人で腰掛ける


湊「で、なにがあったんだよ?」
普段私と伶が言い争いなんかする事ないから余計に何があったのか気になるんだろう


でも、これを言ってしまったら湊も絶対に来るって言う…。


私が言う事はないと思ったのか伶が説明した


湊「なんで、美玲はそんなに皆を巻き込みたくないんだよ?」


「それは…」


関係ない皆を巻き込んで怪我でもさせてしまったら…って考えるとどうしても巻き込みたくない


それに、今回は組も居る。そんな危険な所に連れていけないよ…。


湊「怪我するとか考えてんだったらそれは考えなくてもいいんだぞ?」


「え…?」
湊「…そりゃあ、怪我するのはあんまりよくねぇ。

でも、怪我する事覚悟でこの世界に皆入ってきてんだ。

だから、皆に怪我させたくないっていう理由で巻き込みたくないって言ってんだったら俺は、行く。」


「……ダメ。ダメなの…!!」


湊「なにがダメなんだよ?」


「今回の争いには組も居るの。」


湊「なら、尚更美玲一人で行くのはダメだ」


「私はいいの。」


今までだってずっと一人でやってきた。


でも、皆は…?


組相手は銃も持ってたりする。


素手で戦う組の方が珍しい


もちろん、今回の組も銃を持ってる


危険だってわかってて危険な所に連れてけない