「何する?相馬くん」

散らかっている机の上を片付けながらそう尋ねると、相馬くんは、うーん、と顎を触った。


そして少しの間考え込んだ後、

「……あ、」

良い案が浮かんだのだろう。
そう声を漏らした。


あたしは相馬くんを見つめる。

相馬くんはあたしの顔を見て目を輝かせると、

「ポッキーゲーム!ポッキーゲームしようぜ!」

と、言った。



「……えっ?ポッキーゲーム?」


それって、あのポッキーゲームっすか?
あの、ポッキーを両端から食べていく奴っすか?
あれですか?まじですか?


いやいやいやいやいや。
ちょっと待ってよ、相馬さん。

ポッキーゲームって、最終的にキスするじゃん。
絶対するじゃん。間違いなくするじゃん。