貴方の言葉は、本当に魔法みたい。


いつだって、あたしを惹き付ける。
あたしの心を、全て持っていく。

貴方の色に、染められていく。


それでも、いいよ。

あたしはいつまでも、貴方の魔法にかかっていたいの。


だから今、この場所で誓います。

あたしは永遠に、貴方の傍にいることを。



「……当たり前だよ。好きだよ、玲汰先生!」
「好き、じゃないだろ?」

玲汰先生は素直じゃないから、意地悪に笑う。


「もう!……愛してるよ、玲汰」
「……俺も、愛してる」


ほらね。

貴方の魔法は、永遠に消えないの。



「てか、今、玲汰って呼んだよな?俺、教師なんだけど」
「いや、そこは素直に喜ぼうよ」
「親しき中にも礼儀あり」
「とか言って、本当は嬉しかったくせにー」
「…………別に」