私も和矢も一言も交わさずに履き替えた。


話かけてくれないかな…?
なんて甘い。


そう心で呟きながら校門を出た。


バス通学の私と和矢はバス停まで10分ほど歩く。


少し前を和矢が友達と三人でバス停に向かっていた。

楽しそうに話してる横顔が時々見える。


私と目が合う時は冷たい感じなのに、友達には笑顔。



私…嫌われてるのかな?

俯きながらバス停へ向かう。


バス停に先に着いていた和矢と友達が私を見ている。