すると、友達は。

『俺が教えてやんないと、お前ら発展なしじゃね?』

と和矢に告げる。

『見てらんねー!モタモタしてる間に誰かにとられてもしんねーよ』


もう一人の友達が和矢に告げる。


私の事??
和矢…私の事、想ってくれてるの?

ドキドキしながら和矢の言葉を待っていた。


『お前ら…もう、黙ってろ!』


和矢は少し呆れた感じで返事した。

やっぱり周りが言ってるだけで本人の和矢は私の事なんて何とも想ってないみたい…


だよね。目が合う時の冷たい目…。

私を好きなんかじゃない…寂しいよ。会話なんて聞くんじゃなかった。ちょっと期待してた自分が恥ずかしくて…バスを降りるなり走って学校に向かった。