バスのドアが開く。昨日の電話を思い出したら顔が熱くなった気がした。


和矢の友達がニコニコしながら見てくる。


私は無意識に和矢を探すと目が合った。


何か言わないと…と考えて。


『昨日は…ごめんね!』


と明るい顔で話し掛けた。


友達が和矢に昨日の電話の会話を聞いる。


和矢は友達に。


『余計な事すんじゃねえよ…』


って少し顔が赤いのは気のせいかな?


私は和矢のすぐ前の椅子に座り、和矢達の会話を聞こうとした。


やっぱり気になるじゃない…どう想われてるか。