…今、私は放課後の屋上にいる。

そして…目の前には涼がいる。

「瑠衣、話ってなに？」

「あのさ…私達、別れよ？」

「は？なんで？」

涼のこの一言で私の中の何かが壊れた…。

「…ｯ！なんでって…！涼が浮気してるからだよ！」

「は？浮気なんかしてねぇよ。何勘違いして泣いてんだよ。」

「あ…。そっか…ごめん。私、元から涼の彼女じゃ無かったんだね。」

私は無理矢理に笑顔を作って笑った…。

私のこの顔を見て、涼は何故か顔を歪めた。

「…ｯ！だから！違うって言ってるだろ？俺は…お前に妬いて欲しかったんだよ！なのに…全然妬いてくれないから…歯止めが効かなくなって…。実は誘いだって瑠衣の前でおっけーしてその後で断ってるし！お前のこと本当は大好きだけど言えないだけし！告白されて本当嬉しかったし！…」

涼の話を聞いて…余計に泣けてしまった。

「な、泣くなよ…。ごめんって！」

私が泣いたら涼は凄くオロオロしていて面白くて笑ってしまった。

「違うよ…。嬉し泣き。」

そう言って私が笑ったら、涼も笑ってくれた。

急に涼が私を抱き締めてきた。

「いままでごめん。瑠衣のことそんなに傷付けてたなんて知らなかった。これからは大切にするから！嫌いにならないで！瑠衣…大好きだよ。」

「うん。嫌いにならないよ。私も…大好きだよ。」

そして…私達は初めてキスを交わしました。

しばらくして…

私達は仲のいいカップルとして学校で有名になりました！


〜happyend〜