「おお、そこで居るのか・・・魚じゃ、今朝、獲れた魚を持ってきたんじゃ」


「いつものように、お茶と交換してくれ」


農家に近づきつつ言うと、農家のお父さんは茶葉の収穫を中断して


「ちょっと待っとけ、今から取ってくるからの」


漁師さんに声をかけると、家に戻り、お茶の葉っぱが詰まった筒を持ってきました。


魚を持って来た漁師が、茶筒を受け取りながら農家の縁側で寝ている猫を見て


「おまえとこのプッチは、いつも、よう寝よるのう」


そう言いながら、魚と茶を交換しました。