「そこから争いが始まったというわけよ」


「それは山の部落の言い分が、おかしいんとちゃう。どうにかして平等にできへんの?」


「ここまで戦争状態になると、難しいのう・・・」


「まあ、そういうことやから山の部落には近づくなよ」


「それからな、腹が減ったら台所に魚の干物が、たくさんあるから好きに食べや」


「わしは、そろそろ寝るわ。おまえも、どこでも気に入った部屋で寝たらええわ」


と言い残して、隣の部屋に眠りに行きました。


マシュはシマに「おやすみ」と言ったあと、その場所でまるくなり、腕を「チュパ、チュパ」吸いながら、どうして猫同士で仲良くできないのかと考えました。