縞模様の猫は、しばらく睨みながら

(う~ん、変な言葉づかいをするのう。山の者は、こんな喋り方はせんし、わしらと同じ言葉づかいやし・・・こいつは、どこの者なのじゃ)

「町から何の用事で、こんな山奥まで来たのじゃ」


「父さんがな、釣りをするついでに、うちを連れてきてん」


縞模様の猫に返事をしてマシュは


「えへ」


愛嬌のある顔で微笑みました。


「わしは長い間、町の猫に会っていないが、町の猫はみんな、おまえのような言葉を使っているのか?」