突然の出来事にマシュは驚きました。


「ううん違うよ。うちは町から来てんねん」


「でな、今は散歩をしてたんや」


大きな縞模様の猫の前に、ちょこんと座り返事をしました。


「町から来ただと・・・」


「そんなやつ、しばらく見てもないし・・・ほんとうに山の者と違うんやな」


縞模様の猫は威圧的な態度で、マシュを睨みながら言ってきます。


「違うよ。町から来た言ってるやん」