僕は君が泣き止むまでずっと抱き締め続けた
小さく震える君を優しく撫でながら
僕は君に伝えたのだった




「ありがとう、帰ってきてくれて…」




君は何度も頷きながら僕の腕に頬を擦り寄せた
誰もが君を見捨てたりしたとしても僕だけは君を信じ君を抱き締めてあげるよ



どんな明日になっても君は君のまま美しいままで年を重ねても僕は変わらず君を両手いっぱいの愛で君を迎えると誓ったのだった