元はといえば由美ちゃんが悪いの。
人のせいにはしたくないけど…

昔から感情表現が苦手な私を理解してくれた。



「木山さんっ。よろしくね!」



一年生の時初めての授業が始まる前後ろの席の小林さんが話しかけてくれた。



『うん。よろしく。』


初めてクラスの人と話せてすごく嬉しくって仲良くなれたらいいな、なんて思ってたら
体験入部の吹奏楽部で一緒になった。

「あ、!!はるちゃん!!」



いつの間にかはるちゃん呼び…はるちゃん…はるちゃん…

嬉しい。心臓がじわぁ暖かい何かが広がるような感動


「席も近くて部活も一緒とか運命じゃない!?」


『そうだね!!』

よくあることだと思うけどはるちゃんって呼んでくれたことが嬉しくってどうでもよかった。

そんな由美ちゃんとはみるみるうちに仲良くなって席替えの時もまた私と由美ちゃんが前後でその時は本当に運命を感じた。