「……ってぇな!!」
いきなり不良男子は起き上がってあたしの胸ぐらを掴んだ。

こ、殺される!!

涙目になり、震えていたあたしをジッとみている。
あたしはいつ殴られるかビクビクしている。

「…へぇ。結構綺麗な顔してんじゃねーか。可愛いじゃん。」
そう言ってあたしの髪を柔らかくかき分けている。

あたしは固まったまま。