「待って待って~。」
小走りで美菜のところへかけよろうとするあたし。

その時だった。
足元を見ずに走ったせいで倒れてた不良男子の足に見事つっかかった。

そのままあたしは立っていたもう一人の不良男子に倒れ込んでしまったーーーー…。

「ちょっハル!!」

美菜の叫びも虚しく、あたしは不良男子を下敷きにしてしまった…。