「突然こけさせられて、怪我負わされたからなぁー。何かやってもらわねぇとな。」
ニヤニヤしながら言ってくる。…って!!

「えっ怪我したの!?」
あたしは彼の手についた痛々しい傷を見る。
あたしのせいだ…。

「ご、ごめんなさい…。」
「謝ってすむ問題じゃねぇだろ?」
「じ、じゃどうすれば…。」

弱腰になったあたしに満足そうにした彼が発した言葉。