いつも通り里穂とたわいない会話をしながらお昼を食べ終え、午後の授業がスタートした。



現代文と、アタシの苦手な数学を ボーッとしながら聞き流していた。



「んー!やっとおわった!」



やっと長い1日の授業が終わった。


「今日、カラオケどうする?」

里穂が拓海に聞く。

「んー、蓮予定あるらしいしなあ〜。また今度にすっか!」

「おっけ!じゃあまた今度ね!」



結局カラオケはまた別の日に変更になり、アタシは里穂と一緒に学校を出る。



「じゃあまた明日ね〜!」



里穂と別れを告げ、家へと向かう。


今日はバイトもないし、疲れてるから誰か誘うのもめんどくさいなあ〜。



そう思いながら、アタシは気づけば夢の中に入っていた。