「大体、ルカさんて副隊長殿のなんなんです?」

黙ったブランにレイリーがたたみかけるが、ブランはハァと大きくため息をついて冷静に答えた。

「…わかったよ。一日だけだ。」

レイリーの口が緩やかに弧を描いた。

「身の安全は僕が保証しますから。」
「当然だろ。」

言って、ブランはちらと私の方を見て、また僅かに顔を赤くした。

「ま、まぁ…当日は気をつけて。オレも多分すぐに駆けつけられるようにはするから。」
「うん・・?」

ノリで頷いてみたものの、私は謝肉祭当時何をさせられるのか、いまいちついていけていなかった。