ドサッ レイリーが胸ぐらを掴む腕を話すと、かなりの重量感を伴って、ペングウィンが地面に尻餅をついた。

「いいよ。ただし、試用期間を設ける。ダメだったら、今度こそ払え。じゃないと埋めるよ?」

恐ろしいことをさらっと言うなこの子供は、と戦々恐々隣で見つめていた私だが、ペングウィンはその回答で満足したらしく、笑顔になった。

「もちろんであります!」

レイリーはやれやれと肩をすくめた。

「こんなはずじゃなかったんだけど…」



どさくさの中でペングウィンが一行に加わる形になってしまった私の初仕事。こんなんでいいのだろうか。