その日は色々案内されたが、暗くなる前にブランは私を部屋に帰したいと言って、早めに帰宅した。
何もやることがないから、お風呂に入って床につく。が、就寝前にもう一度だけ施錠を確認したくてドアの前に立った。
瞬間、ガチャとノブが回ろうとして私は思わず一歩引いた。幸い、鍵は閉まっていたため扉は開かない。
「誰...?」
恐る恐る、ドアの向こう側にいるであろう人物に尋ねてみるが返事はない。不気味でその場を離れられなくて、脚が強張る。
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