「えーっと、早瀬、早瀬、あった!
ラッキー、後ろだー!んーと隣の男子は長谷川?誰だろ?ま、後でわかることか。」

私の席は窓際から2番目の一番後ろの席だった。

「かなー?席どこだったー?」
「成海ー!私廊下側から2列目の前から2番目。
嫌だよー。成海どこー?」
「私、窓際から2列目の1番後ろ!
ちょーラッキーじゃない?」
「いいなー、成海。交換したいー。」
「無理に決まってるじゃない。諦めな。」
キーンコーンカーン
泣きそうになっているかなをそのままにして私は席についた。