「ていうか今何時?やば!もう8時じゃん」
私は時間を確認して走った。
友達と8時に待ち合わせをしていたのだ。

「おはよう、かな!ごめん!」

「もぉー、遅いよ、成海!」

「ごめん、ごめん。どうもこの季節になると、気分が乗らなくてね」

「そっか、そうだったね。またこの季節か。
でも、春は出会いの季節!!
私たちもう高校2年生なんだから成海も新しい恋したら?」

「うん。そーだね」
かなには私の昔の話をしてあるのだ。

「ていうか、成海!クラス見にいこうよ!」
そう言って、走っていくかなに急いでついていった。