「なに食うー?ルナ?おーい!」


「んあ!!ごめん!ボーッとしてた(笑)」



あまりにもヤンキーという生き物に接点がなかったため、アタシは無心で見てしまってた。
ジャージ、スウェット上等と言わんばかりに、みーんな着ていて、髪の毛はセットしてるやつらもいれば、寝癖みたいになってるやつもいる。
ほとんどが髪を染めていて、6割金髪。3割帽子。1割茶髪。
みたいなそんな感じ(笑)


カズキは、アタシが見やすいようにメニューを広げてくれた。

んー、なんかお腹なってた割には、ガッツリいけないんだよなー。
気持ち的に?(´Д`)


「アタシ、コーンポタージュとサラダでいいや」


「そんなんしか食わないの?!怪我早く直すためにももっと食え食え~」


「ムリだって~、お腹爆発する」


カズキは納得いかない感じではあったが、アタシの言った通り、注文してくれた。
まだジュクジュクしてる傷跡を、アタシはボーッと見ていた。


スキニー買わなきゃな~。
お風呂これでは入れるのかな?
染みるだろうな~。
どれぐらいで綺麗に治るかな~。


━━━ツンツン


「ん?」


「ん?じゃねーよー!なんか話したいことあんなら、なんでも話せって!俺いっぱい今日聞いてもらったしさ!」


カズキはボーッとするアタシのおでこを箸でつっついた。
我に返ったアタシは、ため込んでたものが溢れでたように、カズキに一方的に話始めた。