「ルナ!アタシ、アヤトくん頑張るからさ!ルナも早く好きな人見つけなよ?」



「がんばってね♪大きなお世話や!!(笑)」



アタシはカナエに満面の笑みを作り、無理矢理ツッコミをいれた。


一緒に喋るって、アヤトって、やっぱなに考えてるかいまいち分かんないや。


今日の朝の、アレはなんだったんだろうか...
アタシに彼氏がいないって分かったとたん、嬉しそうにしてたくせにさ。
結局アタシはちょっと女の子扱いされて、調子のってただけか!
アヤトのことなんにも知らないし、騙されなくてよかった~。



アタシは学校が終わるまで、そんなことをひたすらグルグルグルグル考えていた。






授業中、アヤトとカナエは仲良さそう常に喋っていた。
アタシは二人を視界に入れないようにひたすら、下を向いて携帯をいじってた。