『喜怒哀楽の、喜、と楽、つまりプラスの感情は橙色、黄色、場合によっては桃色系統の色、反対に怒、哀などのマイナスの感情は青や紫、または血のような赤。』


一呼吸おいて”ここまでは理解できますか?”と聞いた。

すると彼は

「理解できてるよ、多分…。」

彼女はそうですかと言い、次の説明に移った


『私には、それが見えます。ちなみに嘘をついている人の色は、灰色です。』


そう言いながらも彼の表情をうかがっていたが


表情からは何も読み取れなかった。

『あなたは、何を喜んでいるのですか。そういう色が見えます。』